録画中継

令和7年第7回定例会
12月12日(金) 一般質問
新風
政平 智春 議員
1 歴史民俗資料館の展示について
 (1) 常設展示では大きく分けて4項目の展示がなされているが、いずれも庶民の姿が展示されていないのはなぜか
 (2) 当時の治安を守る仕組みやそれを担う人々についての展示がないのはなぜか
 (3) 庶民、とりわけ農民の重い年貢に苦しむ姿も展示し、その苦しみを理解する必要があるのではないか

2 本郷産業廃棄物最終処分場について
 (1) 今年10月7日に三原市長名(生活環境課)で議員に送付された県による水質調査結果の根拠は何か
 (2) 本市の上水道の中にもPFOS及びPFOAが含まれているのか
 (3) PFOS及びPFOAに毒性はないのか

3 JR呉線に対する対応について
 (1) 11月9日の中国新聞朝刊で呉線の赤字について報じられたが、本市としての受け止めはどうか
 (2) 本市としてどのような利用促進の取組を行っているのか
 次に、18番政平議員。
      〔政平智春議員質問席に移動〕
◆政平智春議員 議長より指名を受けました。あらかじめ通告をしています3点について御質問を申し上げます。
 第1点目でありますが、今年8月1日に三原市歴史民俗資料館が移転オープンをいたしました。旧資料館よりも整然とした展示が行われ、ある意味市民にも親しみやすいものとなっています。しかし、スペースの問題もあるのかもしれませんが、私としては少し物足りなさを感じる展示と思わざるを得ません。
 まず、常設展示の内容は4項目にわたって行われていますが、その中には時代時代を支えてきた庶民、主には農民の姿はありません。近世幕府時代の人口比率は、百姓身分の人は80%と言われています。また、その他各種身分の人々がどのような生活を行い、社会を支えてきたのか、その展示がありません。それについての認識をお尋ねをいたします。そのような時代背景の中で、命を長らえてきた庶民の姿を示すことが本市の現時点における必要性があるのではないでしょうか。
 次に、人が集まり、社会が形成されると、必然的に治安が不安になってきます。三原市史にその一端が記載されていますが、治安維持のためにどのような仕組み、どのような人々が治安維持の役割を果たしてきたのでしょうか。ぜひ検証し、展示してほしいということをお尋ねをします。
 3点目は、幕末に近づくにつれて、農民に対する年貢の取立ては非常に厳しくなっています。その中で、村方騒動や百姓一揆が頻発をしています。ちなみに、広島藩では、260年の間に約80回もの村方騒動、百姓一揆が引き起こされています。そのような人々の姿は三原市史に詳細に述べられていると思いますので、参考にし、学術的展示を行わなければならないものと考えますが、見解を求めます。
○正田洋一議長 安原教育長。
◎安原敏光教育長 御質問にお答えします。
 まず、御質問1点目です。
 三原市歴史民俗資料館は、三原市及び周辺地域の歴史、民俗等に関する資料を収集、保管及び展示し、郷土の歴史と文化に対する住民の知識と理解を深めることを目的として設置しています。新たに移転オープンした資料館は、市が所有する資料を展示することで、三原らしさをより表現する資料館として開館いたしました。そのため、4項目をテーマとした基本情報の展示は、多くの来館者の方に分かりやすいと評価していただいております。
 一方、往時の社会を構成した多くの庶民について、資料に基づいた展示により理解していただくことは、大変意義深く、大切なことと認識しております。例えば、市では、人々の暮らしを記した古文書を1万5,000点以上所有しており、今後、展示に変化のある飽きない資料館として人々の暮らしを紹介したり、展示したりすることも検討していきたいと考えております。
 御質問2点目です。
 三原市の通史として多岐にわたる情報が記載されている三原市史には、江戸時代の治安維持の仕組みや役割について、町奉行や町役人だけでなく、その他の人たちの役割なども記載があります。例えば、市史や市が所有する資料、これは古文書や古絵図などでございますが、これらを基に城下町の特徴を説明する展示を企画した場合は、治安の仕組みや人々の役割などについて展示することを検討していきたいと考えております。
 御質問3点目です。
 現在、三原市史は、資料館のエントランスに全7巻を配置しており、どなたでも自由に閲覧できるようにしております。また、御希望の方には販売をしており、8月の開館以降、数冊の販売実績がございます。その市史には、御質問のとおり、江戸時代における騒動や争いについてまとめられた記述がございます。しかし、直接その歴史上の事実を記載した古文書等の一次史料は確認されておらず、このことから市が所有する資料等の研究が進む中で、記録として学術的に確認され、教育委員会が適切と判断した場合は展示について検討してまいります。
○正田洋一議長 18番政平議員。
◆政平智春議員 答弁いただきました。
 答弁の中で、資料に基づいた展示により理解していただくことが大変意義深く大切なことと認識をしていると。それは認識をしていただいてるんだろうと思いますが、教育委員会としてそのような認識に基づいた歴史的事実と向き合う姿勢、そういったものがこの答弁の中では明らかにならないわけでありまして、まずそこを再質問でお尋ねをします。
 それから、治安の仕組みや人々の役割などについて展示することを検討していきたいと考えるとありますが、その予定はいつ頃になるのか、そこをお尋ねをしたいと思います。
○正田洋一議長 安原教育長。
◎安原敏光教育長 資料を基に展示をしているわけでございますが、資料には一次史料、二次史料、三次史料がございます。この一次史料を展示する方針としておりまして、これらにつきまして学術的に検討がされ、その史料が本物で、学術的な裏打ちがあり、市教委が展示するに適切であると判断した場合は、それを展示していくということであります。今3つ条件を言いましたが、一次史料が現にある。その史料が本物で、学術的な裏打ちがある。市教委がそれを展示するのに適当であると判断する。この3つの条件が必須であるというふうに考えております。
 それから、いつ頃かというふうにお尋ねでございますが、資料につきましては、常設展示につきましては、先ほど申しましたように本物であり、一次史料を基に展示しておりますが、今後、企画を検討し、それが必要である、先ほど言った3つの条件に合致しているようでありましたら、これは展示について検討してまいりますが、その際に資料があって、それを展示する場合にテーマというものがやはり必要でございます。それらが脈絡なしにぽんと置いておくというだけでは、その解説などについても必要でございますし、その資料が本物かどうかというのも大事なんで、これには大変時間がかかります。例えば、その資料につきましては学術的な検証ということが必要でありますが、その学術的な検証といいますのは、資料と証拠が突合して、そういう厳しい吟味が必要です。また、客観的な分析と論理的結論が必要でございます。また、他の研究者の批判的な検討も必要でございます。これらを総合して展示していこうと思いますと、これは何か月とかということではなくて、数年単位の検討になろうというふうに思います。したがって、いつ頃というふうには申しませんが、今展示してあるものの展示の例えば小早川家の資料でございましたら、これは何点ももうございますから、これは1年をめどに展示替えをしていこうと思いますが、また新たな資料を展示するとなると、数年単位の検証が必要であるというふうに考えております。
○正田洋一議長 18番政平議員。
◆政平智春議員 教育長の苦し紛れの答弁であります。私がいつ頃かというふうに聞いたのは、そういう長い時間がかかるという答弁を聞いたわけじゃないんです。お答えをいただくために質問したわけじゃないんだと。要するに、現在の教育委員会、三原市が歴史民俗資料館に対してどこまで本気度があるかということが問われるんではないか、このように思います。それは、分かりやすいと評価をいただいておりますというふうに答弁をされておりますけれども、多くの来館者の方がそのような評価をされるということについては、それぞれの個々の見方でありましょうけれども、少なくとも歴史の一方しか、一片しか展示をしてないところが分かりやすかったんでは、歴史民俗資料館としての役割が果たされていないんではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○正田洋一議長 安原教育長。
◎安原敏光教育長 先ほどおっしゃったように、私も答弁の中で申しましたが、4つのテーマに沿って展示しております。これは9月の答弁でも申しましたが、展示スペースも限られており、三原らしさを展示する中で、このテーマを絞るということが分かりやすさにつながっているというふうに思っております。
 それから、歴史の一面的な見方あるいは限られたものしか展示してないのではないかという御指摘でございますが、先ほど申しましたとおり、4つのテーマに絞っておりますから、内容も繰り返しますと、古代の三原、それから城づくり、小早川隆景、それから祭り、文化などについて、限られたものを展示しているわけでございます。全てのものを展示すればいいとは思いますが、これまでも議会のほうにも説明させていただきながら、この展示内容を検討してまいりましたが、三原市として三原の特徴を紹介できるような資料館にしてほしいというふうに準備段階でおっしゃっていただいたり、そういう中で様々工夫をする中で4つのテーマに絞り、展示しているわけでございまして、おっしゃるように一部といえば一部でございます。しかしながら、たしかこの令和3年ぐらいから準備をしてまいったと思いますが、年をまたいで5か年以上にわたって準備してまいりましたが、この間、様々な御質問を議会からもいただいており、その都度説明しながら展示を工夫してまいったというふうに認識しております。
 以上です。
○正田洋一議長 18番政平議員。
◆政平智春議員 先ほどの答弁の上書きをされたというふうに思っております。私は歴史の専門家ではありませんし、歴史学者というのは、古代が専門の人も近世封建幕府が専門の人も、いろんな部分部分の専門の方がたくさんいらっしゃるわけでありますけれども、歴史民俗資料館というふうに銘打ってつくっている施設でありますから、しかも三原市が責任持って展示をしている施設でありますから、それなりに市民全体に理解をいただけるような展示が必要だというこういうことを私は言ってるわけです。確かにあそこへ入れば、古代の土器もありますし、小早川家の年表のようなものもあります。やっさ祭りもあります。家船もあります。そのようなものの脈絡が極めて不明確。どういうつながりがあるんか。しかもその中で当初から私が指摘をいたしております庶民の生活がという肝腎なところが抜けているということについてどうお考えかということ、そしてそれらは重要なことだという認識を示されているわけですから、重要であればいつ頃かということになると、数年という極めて漠然とした答弁が出てくるわけでありますが、もう少し明確な答弁ができないんでしょうか。
○正田洋一議長 安原教育長。
◎安原敏光教育長 市民全体が納得するようにというか、理解していただけるような展示というふうに御指摘を一つはしていただいたというふうに思っております。
 この準備をする段階で、これは9月にも説明をいたしましたが、まさにおっしゃること、市民全体が誇れる、楽しめる、興味を持つ、そういういろんな言い方がありますが、このような展示をしていくために市民アンケートを令和3年10月に取りまして、この多いほうから所蔵する資料と照らし合わせて、テーマを4つ定めたということでございます。ですから、この4つそれぞれは脈絡がないかもしれないというふうな御指摘ではございますが、市民アンケート全体、これは515団体、当時は町内会等の自治組織があったんだと思いますが、この組織に送付して、全体から取ったアンケートでございますので、市民全体の意識を反映しているというふうに私どもは思っております。
 また、明確にいつ頃というふうに答弁をというふうなことでございますが、先ほども申しましたとおり、学術的な検証というのは大変時間がかかるものでございます。この市史に出ていることではございますが、市史というのは大変重要な資料というふうに私どもも認識しておりますが、ただ市史というのは一次史料ではなくて二次史料だというふうに考えております。また、様々な学会とか歴史を専門とされる方の中でも市史は二次史料だというふうに位置づけられているわけでございますが、この市史を基に説明とかはします。ただ、この1万5,000点の古文書があるというふうに申しましたが、これらの中でこれがそうだろうなということを特定するのにも時間がかかりますし、見つかったとしても、その資料に書いてあることに反するようなことが出てこないかということも調査が必要です。そういう中で、またおっしゃったように時代時代の専門家がいらっしゃいますので、大学教授や郷土史の専門家などに依頼をして、確認していってもらい、なおかつそれが恐らくそうであろうという、恐らくという言い方は変ですね、そうだということになりましても、その批判的な反証がないかというのを全体に示して、これは違うよということがないかというのを確認した上で展示をする。そういう中に、また新たなテーマを設定しなければなりませんし、そういう意味を含めていつ頃と明確に申し上げるのは困難でございます。
○正田洋一議長 18番政平議員。
◆政平智春議員 私の質問の論点を外した答弁になってます。庶民の生活はということを私は教育長にお尋ねをしてるわけです。庶民の生活も展示がないよと。仮にそこを1点に絞ったら、私が主張するような展示もできるようになるんではないか。あまりにも教育長の答弁が漠然としておりますので、これで第1点の質問については終わりますが、少なくとも三原市教育委員会がこの歴史民俗資料館を本気で育てていくということの思いがあれば、もっと充実したものになっているんではないかというふうに思います。
 以上で終わります。
 次の質問に移ります。
 本郷町南方産業廃棄物最終処分場の対応についてお尋ねをします。
 今年10月7日に市長名で市議会議員宛てに送付された文書の根拠はどこにあるのか。
 その根拠を問うのは、次に県から送られてきたということでありますが、その文書の中には50ナノグラム以下のPFOA、PFOSだから、健康に問題はないという意味合いのことが出されております。
 ほいで、このPFOSやPFOA、これらが50ナノグラム以下なら安全だという。2リットルの水に混じっているものを100年飲んでも危険性はないというふうな言われ方をしておりますけれども、じゃ、このPFOAやPFOS、この基準というのが私はどこで決められたのか分かりませんが、極めて曖昧なんではないかと、このように思います。これらの物質が人間の体内に蓄積することはないのか。それから、日名内川や梨和川、沼田川に堆積をすることはないのか。ないのであれば明確に示していただければと思います。
○正田洋一議長 鳩野生活環境部長。
◎鳩野努生活環境部長 御質問1点目について私からお答えいたします。
 10月7日に議員に提供した文書につきましては、県と本市で連携して行ったPFOS及びPFOAの検査結果についてでございます。9月4日に住民団体からPFOS及びPFOAに関する検査結果の情報提供があったことや、9月5日付の本市に提出された関係住民の方々の要望書において、有機フッ素化合物の検査についての要望があったことを考慮して、県と本市で連携して検査を実施したものでございます。
 この県と連携して実施した検査としましては、9月22日に採水を行い、10月6日に検査結果が判明し、10月7日に県より公表が行われたことから、本市として速やかに議員に情報提供するとともに、三原市のホームページにおいても、県のホームページへ公表されている資料が確認できるよう情報発信したものでございます。
 検査結果としましては、検査地点5か所の全ての地点において、PFOS及びPFOAの検出が指針値以下という結果になっております。
○正田洋一議長 三次総務部長。
◎三次健二総務部長 PFOS及びPFOAについて、本市の上水道に関する事項とお伺いし、広島県水道広域連合企業団に確認したことを答弁させていただきます。
 PFOS及びPFOAは、全国的に水道水の原水や浄水から検出されており、厚生労働省において、令和2年からPFOS及びPFOAを水道水としての水質管理目標設定項目に位置づけられ、その合算値で1リットル当たり50ナノグラム以下とする暫定目標値が設定されております。この暫定目標値は、議員先ほどおっしゃられたように、体重50キロの方が毎日2リットルの水を一生涯にわたり摂取しても、健康に対する影響が生じないと考えられる水準を基に設定をされたものと伺っております。
 広島県水道広域連合企業団でも年4回の検査を実施しており、PFOS及びPFOAが検出されてはおりますが、全て検査結果が暫定目標値を下回っていると伺っております。
 次に、人への影響についてお答えさせていただきます。
 環境省のPFOS、PFOAに関するQ&A集によりますと、令和6年8月現在で、コレステロール値の上昇、発がん、免疫系等の関連が報告されており、現在も国際的に様々な知見に基づく基準値等の検討が進められているところです。また、国内において、PFOS及びPFOAの摂取が主たる要因と見られる個人の健康被害が発生したという事例は確認されておりませんが、引き続き科学的知見の充実に努めていくとされており、広島県水道広域連合企業団三原事務所におきましても、引き続き国の動向を注視していくと伺っております。
 それから、河川の堆積につきまして、こちらについては知見を持ち合わせておりませんが、沼田川から本郷取水場で取水している本郷系原水と長谷で取水している長谷系原水、またその水を浄水処理した宮浦浄水及び西野浄水においては、令和3年度以降、全て検査結果が1リットル当たり10ナノグラム以下で、大きな変動はありません。
 引き続き、水質検査を継続し、安心・安全な水の供給に努めると三原事務所から伺っております。
 以上です。
○正田洋一議長 18番政平議員。
◆政平智春議員 それぞれ御答弁いただいたわけでありますが、毒性については暫定基準ということになっているわけです。一生涯摂取しても健康被害は起こらないというこういう見解が環境省のほうから示されているようでありますが、少なくとも三原市の上水の中にこれが含まれているということは、暫定基準であるという答弁のとおり、明確に毒性はないものだという答弁にはならない。そこをどのようにお考えか、お尋ねをしたいというふうに思います。
 それからさらに、9月25日、JABの水質検査で、地下水から基準値の2.6倍の鉛が検出をされております。県は、過去の水質検査結果を踏まえて、地下水の水質悪化が認められれば対応するとの考えを示してきましたが、2か月過ぎても何も県は対応しておりません。県の考えとして、自然由来と考えているのではないでしょうか。今年10月の県による水質検査で、有機フッ素化合物PFOA、PFOSが住民が使用している井戸水から検出をされているという状況もあります。これは南方産業廃棄物最終処分場の影響が地下水汚染まで浸透していることが明らかになったということのあかしではないか、このように思いますが、いかがお考えでしょうか。
 最終処分場基準として、環境省令第2条第2項第2号は、基準値を超過した場合は速やかに廃棄物の搬入、埋立てを中止し、生活環境の保全上の措置を講じることとしているが、県はこの省令に反しているんではないでしょうか。当然搬入埋立ての中止を指示しなければならないと思いますが、いかがお考えでしょうか。
○正田洋一議長 鳩野生活環境部長。
◎鳩野努生活環境部長 2点御質問いただきました。
 毒性についての御質問と9月25日のJABの水質検査の中から鉛が検出されたという2点でございます。
 毒性につきましては、先ほどの答弁と重なるかもしれませんが、PFASに関する科学的知見というところがまだ十分ではないというところがありながら、国内において基準というところが今決められている状況でございます。水道につきましては、現在ところは水質管理設定項目の暫定基準ということではございますが、来年の4月1日から水道基準に格上げになって、遵守義務、検査義務というところでしっかり検査をしていくというところでございます。先ほどの、すいません、繰り返しになるかもしれませんが、毒性については科学的知見が国内外で十分でない中、今後もさらに知見の取得に向けた調査研究を進めていくと国がされてますので、その動向を十分注視して、必要な対応を取ってまいりたいと思っております。
 2点目についてお答えいたします。
 廃棄物の処理及び清掃に関する法律の解釈に関連する事項のため、県に確認したところ、環境省令においては、浸透水が基準を超過した場合は速やかに最終処分場への産業廃棄物の搬入及び埋立処分の中止、その他生活環境の保全上必要な措置を講ずるとされておりますが、同省令内では地下水についての基準値は設けられておらず、水質の悪化が認められる場合には、その原因が当該最終処分場以外にあることが明らかであるものを除いて、原因の調査、その他生活環境の保全上必要な措置を講ずることとされているとのことです。
 また、本件処分場の地下水の鉛については、廃棄物埋立開始前から検出されていることや、今回の事業者の検査でも埋立廃棄物層を通過した浸透水からは鉛が検出されていないことから、県は自然由来と考えていること、またこれまでに当該地下水で確認されている濃度変動の範囲であり、悪化も認められていないことから、省令違反には該当しないと認識していると伺っております。
 本市としましては、廃棄物処理法の解釈がかなり難しくなっているというところから、住民の不安解消につながる事業者や県からのより分かりやすい情報発信を県に要望したところでございます。また、この件に関しましては、周辺住民の皆様の不安解消のために、市として可能な取組というところを検討しているところでございます。
○正田洋一議長 18番政平議員。
◆政平智春議員 住民の生活環境の問題について触れられましたけれども、PFOAやPFOSが井戸水から検出されているということについては、生活環境の悪化ということの認識になれないんでしょうか。
○正田洋一議長 鳩野生活環境部長。
◎鳩野努生活環境部長 井戸水からのPFASの検出というところが悪化に当たらないかというところでございます。
 こちらは、廃掃法とは別のところにはなってきますが、今回の調査結果、5か所をさせていただいた2か所、確かに地下水でPFOS及びPFASの値が出ております。こちらについては、井戸水のPFASというところは示されている指針値以下というところと、産業廃棄物最終処分場との関連性というところは不明、こちらは分からないというふうに考えております。
○正田洋一議長 18番政平議員。
◆政平智春議員 不明ということは、住民にとっては非常に不安をあおる表現ですね。少なくともそのような有機フッ素化合物、PFOS、PFOA、これらが検出をされたということだけで住民にとっては大ごとなんです。単なる数字で表現をしていただくんではなくて、その地元の人々の思いをどのように酌み取って県と話を進めていくのか。そのことについての表明をいただきたいと思います。
○正田洋一議長 鳩野生活環境部長。
◎鳩野努生活環境部長 御質問いただきました。
 PFAS、PFOS、PFOAの数値が出たというところは、確かに基準値以下ではございますが、市民の皆さん、住民の皆さんの不安というところは増しているというふうに考えております。そのような中で、今後の対応というところにつきましては、可能な取組をしていくというところと、国の動向、知見の収集とかそういったところはありますが、その辺に注視しながら必要な対応を検討していくということになります。今回も情報提供を住民の方からいただいたのが、先ほどの答弁でもありました9月4日になりまして、9月22日には採水ということで、県と連携しながらではございますが、可能な早期の対応に努めてきたところでございます。今後につきましても、不安払拭の取組というところがどのようなことができるかというところをしっかり考えながら対応していきたいと考えております。
○正田洋一議長 18番政平議員。
◆政平智春議員 PFOS、PFOAの毒性があるということの答弁はいただいたわけでありますけれども、これらが人体に蓄積をするか、河川に堆積をするかということについて、いま一度明確にお答えをいただきたいと思います。
○正田洋一議長 鳩野生活環境部長。
◎鳩野努生活環境部長 PFASの毒性についての御質問だったと思います。
 河川への蓄積、人体への蓄積というところでございます。こちらも環境省の資料にはなりますが、PFASは水に溶けやすい性質を持つ一方で、土壌に付着する場合もあるというふうにされております。それと、体内への蓄積につきましては、徐々に体外へ排出されるというところでございますが、半減期、半分になる期間としてはすごい長い期間、平均で3年から5年、半分の排出までかかるというようなところでございます。そのような知見というところにつきましては、先ほどの繰り返しになりますが、国内外問わず、この知見というのがまだ十分でないような状況です。その中で、国も、実証実験等を行いながら、その確度を上げながら、その対応というところを考えているところでございます。その中で、今示されている数値、飲料につきましては1リットル当たり50ナノグラムという数字がありますので、その基準というところを考えながら対応のほうを考えていきたいと思っております。
○正田洋一議長 18番政平議員。
◆政平智春議員 毒性について、蓄積、堆積についてお答えをいただきましたが、とても安心できる答弁ではありません。これが三原市民の水道水の中に含まれているということになれば、ますます不安が出てくるんではないかというふうに思います。50ナノグラム以下であれば安全だという見解もあるようでありますけれども、そのようなことでなくて、我々は安心・安全な水を飲みたいんです。そこのところをしっかり認識をしていただいて、今後の取組を進めていただきたいということ、以上で第2点目の質問を終わります。
 第3点目でありますが、呉線の赤字の問題であります。
 呉線の赤字、これは大きく報道されたところでありますし、先ほど中迫議員の質問で詳細に議論がされたところでありますが、私の思いだけを述べておきたいと思いますが、やはり須波地区に新駅をつけて、例えば海浜公園への利用者、それからフェリーの利用者、そこらあたりが便利なような新駅をつくるべきではないだろうか。幸い、須波西町に旧ローソンがありますが、そこが空き地になっております。この空き地を有効活用して新駅ができればというふうに思いますが、そこのところを答弁は要りません。ほっとしていらっしゃるようでありますが。答弁は要りませんけれども、少なくともそういう可能性もあるということをそしゃくして進めていただきたいと思います。
 以上で質問を終わります。
○正田洋一議長 何かお答えしたいことがございますか。
 ありますか。いいですか、はい。
 政平議員の質問を終わります。
ご利用について
  • この議会中継は三原市議会の公式記録ではありません。
  • 映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
  • 「三原市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。三原市の許可なく複製、転用等を行うことは法律で禁止されています。
  • この録画映像(映像及び音声)は三原市議会の公式記録ではありません。