録画中継

令和7年第2回定例会
2月27日(木) 予算特別委員会付託議案 総括質問
みらい
梅本 秀明 議員
1 本郷地区における一体的なまちづくりについて
 (1)東本通土地区画整理事業と都市計画道路椋本三太刀線の現在の状況と今後の見通しについて
 (2)本郷橋の架け替え、県道本郷久井線(仏通寺踏切改良工事)の現在の状況と今後の見通しについて
22番梅本議員。
      〔梅本秀明議員質問席に移動〕
◆梅本秀明議員 岡本議長より発言の許可をいただきましたので、通告いたしております本郷地区における一体的なまちづくりについて質問をさせていただきます。
 東本通土地区画整理事業と都市計画道路椋本三太刀線の現在の状況と今後の見通しについてであります。
 東本通土地区画整理事業においては、良好な住環境を創出するため、道路や公園、墓地の整備を計画的に取り組んでおられます。平成30年の豪雨災害により相当の被害を受け、一旦事業が停滞することが起きたわけですけど、関係各位において鋭意事業進捗を図っていただきました。一方で、市民からは、長期化する事業において、進捗状況や計画、今後の見通しなどの情報が伝わってこないという声が届いております。東本通土地区画整理事業の現在の状況と今後の見通しについてお伺いいたします。
 あわせて、土地区画整理区域内の都市計画道路椋本三太刀線については、国道2号線から三原本郷福祉センターまでの工事が完成している状況ですが、この本郷福祉センターから西の区間について、今後の事業の見通しについてお伺いをいたします。
○岡本純祥議長 梅本議員、(2)のところを。
◆梅本秀明議員 あっ、すいません。(1)の項と(2)の項を分けて質問させていただきたいと思います。これは関連してますんで。よろしゅうございますか。
○岡本純祥議長 一問一答方式ですので、大きい題目で行っていただきたいと思います。
◆梅本秀明議員 あっ、そうですか、はい。
 それじゃ続いて、(2)の項を質問させていただきます。
 2点目の本郷橋の架け替え、県道本郷久井線(佛通寺JR線改良工事)の現在の状況と今後の見通しについてであります。
 本郷橋の架け替えについては、これまで議会で再三質問させていただいております。令和5年第7回の定例会では、今後も現状における課題とまちづくりにおける必要性を訴え、事業者である広島県に対し、早期事業着手を要望しているとの答弁をいただいております。令和7年度の新年度において、市の取組、今後のお考えと広島県への要請はどのようにされているのかをお伺いをいたします。
 また、東本通区画整理区域内の主要道路本郷久井線に位置する山陽本線佛通寺踏切の改良工事について、併せて市の取組についてお伺いをいたします。
○岡本純祥議長 信重都市部長。
◎信重栄治都市部長 御質問1点目にお答えします。
 東本通土地区画整理事業の施行地区は、JR本郷駅の東500メートルに位置したJR山陽本線、一般国道2号に接し、住宅地と農地が混在する区域です。三原西部工業団地など産業拠点に近接するJR本郷駅周辺において、職住近接のゆとりある住宅市街地を整備するため、土地区画整理事業を行っております。施行期間は平成11年度から令和11年度までの31年間で、主要施設の整備として、都市計画道路3路線、都市公園8か所、公共墓地1か所を計画しております。
 事業の進捗状況でございますが、令和5年度末現在で、事業費ベースでは全体事業費91億8,000万円のうち79億4,800万円を執行済みで、進捗率は86.5%です。整備率は、全体面積47.8ヘクタールのうち概成面積は37.9ヘクタールで、進捗率は79.2%です。
 今後の見通しといたしましては、施行区域全体の工事の完成は令和10年度を予定しております。令和11年度には換地処分及び区画整理登記を行い、事業を完了する見込みとしております。
 次に、都市計画道路椋本三太刀線についてでございます。
 椋本三太刀線は、本郷駅周辺の良好な都市環境を形成する上で基幹となる重要な道路であり、土地区画整理区域内の一般国道2号から本郷保健福祉センターまでの区間について、令和7年度に整備が完了する予定としております。
 西消防署の建設や本郷支所の移転、東本通土地区画整理事業など地域の整備が進む中、本郷保健福祉センターから県立総合技術高等学校の南側を通って一般県道本郷停車場線までの区間につきましては、幅員が狭隘で離合が困難であり、円滑な交通に課題を抱えております。このため、令和7年度当初予算案に当該区間の事業化に向けた予備設計費を計上しており、令和8年度に事業認可を取得したいと考えております。今後は、地権者の方には事業用地の協力をお願いする必要がありますが、地域の皆様や関係機関とも連携し、早期に道路整備が完了するよう事業に取り組んでまいります。
○岡本純祥議長 猪阪建設・都市担当参事。
◎猪阪大介参事(建設・都市担当) 御質問の2点目にお答えします。
 まず、本郷橋の架け替えについてです。
 本郷橋は、県道瀬野川福富本郷線として広島県が管理する90年近くを経過した幅員6メートルの橋梁であり、2車線が確保されていますが、路肩の幅員が狭く、右折レーンが整備されておりません。また、東詰めの交差点は食い違い交差点となっており、大型車の利用もある中で、円滑な交通に課題を抱えている状況です。このため、都市計画道路椋本三太刀線の一部として現在の橋梁の上流に幅員16メートルの2車線の橋梁を架け替える計画となっておりますが、現在のところ事業化には至っておりません。
 一方、本郷地域においては、東本通土地区画整理事業をはじめとした新たな市街地の整備が進んでおり、沼田川で分断された市街地を東西に連絡する本郷橋の架け替えは喫緊の課題と認識しております。このため、市といたしましては、県に対し継続的に事業着手を要望しており、本年度も本市の主要事業に係る提案活動の中で、令和8年度からの次期広島県道路整備計画において整備を要する箇所として、この本郷橋の架け替えを要望したところでございます。引き続き、現状における課題とまちづくりにおける必要性を訴え、県に対し早期事業着手を強く要望してまいります。
 次に、佛通寺踏切改良工事についてお答えします。
 佛通寺踏切は、東本通土地区画整理事業の区域に隣接する県道本郷久井線の踏切であり、円滑な交通の支障となっていることから、JR山陽本線をアンダーパスにより立体化する計画となっておりますが、現在のところ事業化には至っておりません。市といたしましては、土地区画整理事業の区域内において立体化に必要となる用地を確保することとしており、土地区画整理事業の完成後、できるだけ早い時期に立体化の事業に着手されるよう広島県に求めてまいりたいと考えております。
 立体化に当たってはJR西日本の協力も不可欠であることから、土地区画整理事業の完成による人口や交通需要の増加に必要な対策が遅れることのないよう、県やJRに対し事業化に向けた調整を行ってまいります。
○岡本純祥議長 22番梅本議員。
◆梅本秀明議員 御答弁をありがとうございました。
 この東本通の区画整理事業に当たっては、今日まで地権者の多くの方々に御理解と御協力をいただいて、ようやく今日まで来たわけでございます。地権者の方々に心から感謝を申し上げたいと思います。
 平成17年に1市3町合併をいたしました。三原、本郷、久井、大和と。20年経過いたしたわけですけど、この20年間の間にどういう現象が起きたか。少子高齢化、人口減少という大変厄介な状況が生まれてきたわけです。その中で、この東本通区域、人口が増え続けております。なぜ増え続けているのか。要因はいろいろあると思います。やはりこうした良好な住環境の整備、これが最大の要因であろうというふうに思います。子どもたちの朝夕登下校の姿を見ると、本当に元気をもらえる、そういう気がします。岡田市長は、施政方針の中で、目の前の課題だけではなく、将来の姿を見据え、三原で生まれ育ち、学んでよかったと言えるまち、社会に調和し、安心・安全、快適に暮らせるまち、良好な住環境の形成を図ると述べておられます。この東本通の区画整理事業、総事業は91億8,000万円、進捗率が89%、工事分で言えば79%、約80%という最終段階に来ているわけです。多額の費用を投じてやるこの区画整理事業、岡田市長が言われる住んでみてよかったと言えるような地域を完成させていただきたいと思います。このような良好な環境で育った子どもたちというのは忘れることができないと思います、どこの土地へ行っても。必ず生まれ育ったそういう環境へ帰ってくるものと私は信じます。そういうまちを、岡田市長、ぜひ実現していただきたいと思います。この区画整理事業、私、日本一とは言わない。広島県一の住環境が整った区画整理事業地域に大変な尽力をいただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
 そしてもう一つは、椋本三太刀線、都市計画道路、これに予備設計を計上いただいております。前に行くかなという非常に安心と期待があります。この都市計画道路、全線の開通は民家がたくさん点在してますので非常に難しいかなと思います。これは年数を要すると思います。計画にあるように、本郷停車場線、本郷総技の通っている県道まで265メートルですか、これの開通を一日でも早くを行っていただきたい。そうすれば、その沿線にはいろいろな方が住み、いろいろなお店が出店していくものと期待をいたしております。どうかよろしくお願いいたします。
 それともう一点、本郷橋でございますけど、これは私も再三お願いをいたしております。なかなか前へ進まないということでございますけど、今まで何度も今の本郷の状況を説明させていただきました。最後でございますんで、改めて再度今の現状を述べさせていただきたいと思います。
 この本郷橋、これは本郷町民1万人が生活道として利用しております。この本郷橋の西側には今建設中の西部分署、消防署、そして大型スーパー、病院、老健施設、そして中学校、幼稚園、保育所があります。また、JR本郷駅、通勤、通学をされる方がこの本郷橋を利用されておられます。もし仮に地震とか災害とか起きて、この本郷橋が使えなくなったと。築90年たっております。見ましても、コンクリートは劣化して剥がれているような状態です。いつ落ちてもおかしくない。あそこを利用されてる方は大変不安を感じておられます。今からこの橋に着手したとしても、早くても七、八年、普通でしたら10年かかるわけです。10年の間、この1万の本郷の人口の方々は大変な不便さを強いられるわけです。どうか一日でも早くこの本郷橋の架け替えを県のほうへ強く要請をしていただきたいと思います。
 それと、佛通寺線でございます。
 これも朝夕大変な渋滞が起きております。計画ではアンダーパス、高架にするという計画であるようでございますけど、これも県とJRとの協議がかなりの日数が要ると思います。どうかこれも併せて早急に取り組んでいただきたいと思います。
 この東本通の区画整理事業、都市計画道路椋本三太刀線、そして本郷橋の架け替え、JR佛通寺線の改良工事、この4点は一区間が終われば次へ行くんだというのではなくて、同時進行でなければいけないと思います。そして、初めてこの三原の西の玄関口・本郷の地域が生きていくと思います。この本郷の地域は、将来にわたって大変有望な展開ができる地域であろうというふうに思います。どうかこのすばらしい環境を有効に利用していただきたい、活用していただきたいと思います。このことにつきまして再度お考えをお聞かせいただきたいと思います。
○岡本純祥議長 岡田市長。
◎岡田吉弘市長 梅本議員の長年の議員活動の言わば集大成のような御質問であったというふうに受け止めております。今おっしゃられた本郷地域におけます様々な事業をしっかりと進めていくことによって、一体的なまちづくりを進めていくことによって、都市機能をしっかり拡充させていきたいというふうに思っております。また、広島県と連携を取りながら計画的にしっかりと進めていくことによって、この本郷地域一帯のにぎわいづくり、そして全ての市民の皆さんがそこに住んでよかったと。安全・安心であることとか、そうしたいろんな経済活動が活発に行われているとか、そうしたことなんですけれども、そうしたことを一つの先の未来を見据えて、様々な事業をしっかりと進めていきたいというふうに思います。お疲れさまでした。
○岡本純祥議長 梅本議員。
◆梅本秀明議員 御答弁とねぎらいの言葉をいただきまして、大変ありがとうございます。
 私、本郷に生まれ育ち、81年暮らしてまいりました。やはり皆さん方も同じだと思います。自分が生まれ育ったまちというのは愛着があるものです。いいまちになってもらいたい、いい地域になってもらいたいというのは皆さんと同じでございます。どうかこの本郷、西の玄関口、発展するのはこの本郷しかないと思います。本郷が発展すれば、三原市は大いに助かります。そういった意味で、どうか市長、よろしくお願いいたします。
 そして、最後になりましたけど、私ごとですけど、8期32年、議員生活をさせていただきました。今期をもって引退をさせていただきたいと思います。優秀なリーダーを発揮しておられる岡田市長と、また優秀な職員さん方と三原市政の繁栄のために仕事ができたことを誇りに思い、感謝を申し上げて、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○岡本純祥議長 梅本議員の質問を終わります。
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