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令和6年第6回定例会 12月5日(木) 一般質問
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内容
資料
令和6年第6回定例会
12月5日(木) 一般質問
みらい
小林 香代 議員
1 ホームページの利便性向上について
(1) デジタルファースト実行計画の取組と本市のホームページ利用状況について
(2) 本市ホームページと観光ページの見えづらさとデジタル化戦略課との連携について
2 ホームページの今後の利活用について
(1) 観光課と観光協会のホームページを統一してはどうか
(2) タブローのページについて
次に、1番小林議員。
〔小林香代議員質問席に移動〕
◆小林香代議員 一般質問の機会を頂戴しまして、心より御礼申し上げます。ありがとうございます。
本市では、デジタル化戦略課が存在しまして、またデジタルファースト実行計画が策定されるほどデジタル社会の実現に力を入れております。その一方で、市民の中にはデジタルなんて難しくて、自分たちにはなかなか使いこなせないという声も聞かれております。今回は、このデジタル分野につきまして、大きく2項目にわたり質問をさせていただきます。
まずは、通告しました大項目1、ホームページの利便性向上についてです。
デジタルという言葉から真っ先に思い浮かぶのは、何といってもインターネットでしょう。しかし、一くくりにインターネットと申しましても、作り方によっては使いやすいホームページにもなります。一方で、使いづらいホームページにもなってしまいます。また、利用する側も、パソコンで見る人もおります。スマホでホームページを見る方もいらっしゃいます。また、インターネットの環境がよくない状況の方もいらっしゃいます。山間部など電波がなかなか届きづらい状況で使われていらっしゃる方ももちろんいらっしゃいます。デジタルを使い慣れてるかどうかだけではなくて、様々な環境で利用されていることを想定したホームページ作りでなければいけません。今回はデジタル社会といって、ではインターネットであれもできる、これもできる、いろいろできるよという機能の充実だけではなくて、市民が置かれた様々な環境であっても、誰でも使いやすいデジタル化というところについて議論を進めていきたく、2点質問をさせていただきます。
小項目1点目、デジタルファースト実行計画の取組と本市のホームページ利用状況についてです。
先ほども申し上げましたデジタルと申しましても、インターネットやSNS、メールなど様々な手段がございます。それでも、行政というお立場が情報発信をするときの中心であり、基本となるものは、ホームページであるというのが一般的です。本市のデジタルファースト実行計画には、情報発信の強化に取り組むとあります。情報発信をする基本は、先ほど申し上げましたホームページです。すなわち、今までの話をまとめますと、実行計画に成果が出ているというのであれば、本市のホームページはたくさん使われているということが考えられます。そこで、実際にどれほど使われているのか、私のほうで調べてみました。
こちらで行いましたのは、本市のホームページと同じく広島県内で同じような人口を持つ市のホームページの利用状況との比較です。その同じような人口を持つ市、具体的には今回取り上げましたのは、尾道市、廿日市市、三次市と比べました。結果がスクリーンにございます。表示されます表でございます。
ここで、まず調査の補足でございます。
本来であればホームページの利用状況については、実際にホームページを管理されている方でないと見ることができません。今回用いた仕組みにつきましては、ほかの3市と比べて多いか少ないかを判断できる仕組みで使わせていただきました。
上から結果を読み上げてまいります。
本市のホームページは、訪問者数は第3位。どれだけ長い時間見てもらえているかにつきまして、第3位。一度訪れたときに何枚ページをめくって次のページに行っているのかという順位、第3位。失礼しました、何か表示が出てますね。失礼しました。そして、一度訪れたときにすぐに別のホームページへ移動してしまってるんじゃないかという点、第3位。トータルで何ページ見られているのかについては、第4位でございます。結果、他市と比べてさほど多くは使われていないというようです。この結果は本市のデジタルファースト実行計画の目指すところなのでしょうか。この計画の中に情報発信の強化に取り組むとございますが、実際にどのような取組をされていらっしゃるのでしょうか、御説明願います。
あわせまして、小項目2点目のお話に移ります。
本市のホームページと観光ページの見えづらさ及びデジタル化戦略課との連携についてです。
本市は、ホームページの中にも様々な内容があります。移住についての内容、観光についての内容、市長の部屋でございましたり、議会事務局のページももちろんございます。その中でも特に多くの人が使う、もしくは、多くの人に使ってもらいたいというところは、本市の中心たるホームページのところと観光ページであります「きてみて三原」だと思います。しかし、この2つのページでございますが、はっきり申し上げますと、使いづらいです。これは私個人の見解となってしまったらお話にはなりません。グーグルがそれを示しております。グーグルによって各いろいろなページの使いやすさ、使いづらさということを調べることができる機能があるんです。その結果がこちらの表になります。
まずは、本市のページについてです。画面の内容が表示されるのに時間がかかっているから赤字マークで出ております。グーグルのツールによりますと、使いやすさという点では不合格ということです。
続きまして、観光のページも見てみましょう。観光ページのほうに関しましても、画面の中身が表示されるのに同じく時間がかかり過ぎている。赤字マークですよと出ております。グーグルによると、不合格ということです。
さらには、観光ページにつきましては、実際の画面を見てみてください。御紹介いたします。これが実際のきてみて三原の一番最初のページです。これは私のパソコンでございますけれども、画面表示は初期設定のままで使っております。ここは実は画面全体の右側2割程度見切れております。私のパソコンですと、そら みち みなとへのページ案内のところが、ここですね、切れておりますし、なおかつその上にやっさだるマンがかぶっています。市から貸与されておりますタブレットにおきましても、似たような現象は生じておるところです。
皆様、いざ使ってみるところを想像してみてください。検索サイトできてみて三原のページをクリックしました。4秒待たないと全体が見えてきません。1、2、3、4。不安になりますね。さらには、古いパソコンをお持ちでいらっしゃったり、通信環境が悪いと、もっと時間がかかることになります。もうその間にいろんなところをカチカチクリックしてしまって固まってしまったら、結局見えずじまいで終わってしまうことも想定されます。そうすると、利用者側の方にとっては、電話で聞くのが一番だねという考えに至ることも想像することができます。こういったホームページの見やすさであったり、処理の早さというところは、実際に使われる方の使いやすさに直結するところです。作る際には気をつけて作成をしなければなりません。
しかし、どんな点に気をつけなければいけないのかは、それぞれのページをお持ちでらっしゃる各担当課で知り尽くすことは難しい専門的な分野になります。すなわち専門的な知見を持つ人が助言であったり、連携をして取り組む必要があるというふうに考えられます。本市では、幸いにもデジタル化戦略課がございます。デジタルに精通しているデジタル化戦略課は、今回取り上げましたこのホームページの使いづらさの点、そして横断的な連携についてどのようにお考えでしょうか。御答弁をお願いいたします。
○正田洋一副議長 増田デジタル化戦略監。
◎増田剛洋デジタル化戦略監 シミラーウェブとかページスピードインサイトといった専門ツールを使って、正確なエビデンスによる技術に基づいた質問、大変ありがとうございます。
まず、1点目のホームページの利用数と情報発信の強化についてですが、本市ホームページは、令和5年度で約600万件のアクセスがあり、市民にとって有益で重要な情報発信媒体であると考えております。また、デジタルファースト実行計画においても、情報発信の強化は取組事項の一つとして掲げており、各種SNSやAIチャットボット、ユーチューブなど、順次媒体を増やし、市民がいつでも情報を入手できるような環境を整えています。その中でも三原市公式LINEは、住んでいる地域に対応したごみ収集日の通知やイベント情報など、自身が必要としている情報を速やかに受け取れることから、多くの市民に登録をいただいており、令和6年11月現在の登録者数は3万人を超え、利用されている方々から好評をいただいております。また、令和4年度から運用を開始した市内のイベント情報をAIを活用して集約するサイト、みはらイベントバコにつきましても、令和5年度は毎月平均で約5,000件の利用がありました。このように、市が発信する情報に対して多くの方々に利用していただいておりますが、引き続き皆様からアクセスしたいと思っていただけるような情報発信媒体の満足度向上に取り組みます。
2点目の御質問のうち、まずホームページが表示されるまで遅いのではないかという御指摘についてですが、考えられる要因はいろいろございます。議員が御提示いただきました資料に関係するものとしましては、ホームページサーバー側の処理能力が要因と考えられます。特に本市のホームページは、見た人が分かりやすいようにイラストや写真などの画像ファイルを多く使用しており、その中のデータ容量が大きいファイルが表示速度を遅くさせていることが分かったため、当該ファイルの容量を小さくして、表示速度を改善いたします。
次に、観光ページ、きてみて三原に関する御質問についてですが、検索エンジンなどを通じてサイトを訪問した人に最初に見ていただくポータルサイトとして令和3年度に制作いたしました。内容が分かりやすく伝わるよう写真を大きく掲載し、パソコンなどの大きな画面だけでなく、スマートフォンなどの小さな画面で見たときにも画面が見やすくなるように制作しておりますが、マイクロソフトedge、Firefox、グーグルクロームといった推奨ブラウザにおいても、御指摘のように画面全てが表示されないことを確認いたしました。これは、ホームページを表示するプログラム上における表示幅の設定によるものであることが考えられます。それら以外の原因の有無も含め、保守管理事業者と連携して詳しく検証し、いずれの事象についても改善に努めてまいります。
最後に、デジタル部門の関わりということですが、現行のホームページ管理システムは、平成31年度の構築であり、システムの更新時期が近いことから、デジタル部門もさらに連携を強化し、数年後のシステム更新に向けて日々速いスピードで進化する技術情報をしっかり収集し、利用者にとってよりよい情報発信媒体となるよう取り組みます。
○正田洋一副議長 1番小林議員。
◆小林香代議員 御答弁いただきましてありがとうございます。
今や令和の時代、個人であっても気軽に情報発信をすることができるようになりました。その一方で、この時代に求められているものは、実は正しい情報を提供してくれる場所にあります。本市が持っているホームページは、まさに正しい情報を発信する重要な拠点です。華やかなデザイン性ももちろん大切ではありますが、利用者視点に立ったページ構成にどうか心がけていただければと思います。そして、目指すは、ほかの市町の先を行く使い勝手のよいホームページ運用を各課連携して目指されていただけると幸いです。
続いての質問に参ります。引き続き、デジタル分野の質問になります。
通告しました大項目2、ホームページの今後の利活用について質問をいたします。2項目に分けてお尋ねをいたします。
小項目1点目、観光課と観光協会のホームページを統一してはどうかについてです。
現在、本市の観光に関するホームページは、先ほども取り上げました、きてみて三原と一般社団法人三原観光協会が運営する三原観光navi、こちらがございます。いずれにおきましても、観光スポットや名産品、イベント情報などを紹介している、言わば似たような情報を扱うページです。
観光情報をインターネットで調べたいとき、皆様どうされるでしょうか。恐らくヤフーやグーグルといった検索機能を使う人がほとんどでしょう。例えば、三原市観光で検索をしてみてください。そうしますと、表示されますのは、一番上に出ますのが三原観光協会が運営している三原観光naviのほうが一番最初に表示をされます。そして、次に本市のきてみて三原が続きます。どちらのホームページにおきましても、新しい情報を更新していくという作業でしたり、ホームページそのものを使い続けていくというためには、人手や費用がかかってまいります。いっそどちらかに統一をして、一つのホームページの中に情報を多く盛り込んでいくほうが使い勝手がよいものです。現在の検索状況では、三原観光協会さんのホームページのほうが検索順位は上であるということを考えますと、三原観光協会さんへ例えば観光情報についてはお任せをして、このお持ちでいらっしゃる三原観光naviの中身をもっと充実をさせていくという立ち位置を本市の観光課のほうは取るべきではありませんか。
また、今回の2つのホームページの比較だけでなく、本市にまつわる観光情報を取り上げている事業者は、ほかにも多々ございます。今後の観光課におきましては、情報発信の主体としてきてみて三原の継続を続けていくつもりなのか、また事業者の後押しをする立場として立たれるところを予定されているのか、お考えを教えてください。
引き続きます。
小項目2点目にございますタブローのページについてです。
タブローのページ、実際にこのようなページになっております。御覧になったことはございますでしょうか。実は三原市のホームページをたどっていくと、見ることができます。
その前に一つ、三原市、本市のホームページの中にはオープンデータカタログサイトといいます人口であったり、経済動向であったり、いろいろな調査結果であったり、様々な結果がまとめてあるページがございます。そのページの中を探していただきますと、このタブローという大手企業が運用されておりますサービスのページの御案内が出てきて、そこに飛んでいただきますと、同じように人口であったり、経済動向であったりといった情報が載っておるんです。こちらのタブローのページの中でも三原市のオープンデータというところのこのアカウントについては、2023年に開設をされ、現在18のデータが使えるようになっております。先月11月時点では、それまでの1年ちょっと、約1万回見られておるものです。こちらも利用者の側から見れば、オープンデータカタログサイト、タブロー、区別がよく分からない、近しいページが2種類あると思いがちでございますけれども、そこの2種類あるのはなぜなのか。それ以前にタブローのページを見つけることすらなかなか難しい状況です。オープンデータカタログサイトには、市役所のいろんな課から何百もの情報が載っているにもかかわらず、一方でタブロー側になりますと、18の情報しかございません。開設から既に1年が経過しております。実際どのような目的で開設をされて、今後どのように使っていく見込みなのでしょうか、御答弁をお願いいたします。
○正田洋一副議長 植村経済部長。
◎植村正宏経済部長 御質問の1点目について、私のほうからお答えをいたします。
三原市観光情報サイトとしてのきてみて三原は、三原市に関心を持ち、市のホームページを訪問した方が観光情報にもアクセスしやすいようトップ画面に配置し、そこから各種観光情報へ誘導するポータルサイトとしての機能を有しております。また、やっさだるマンオフィシャルサイトへのアクセスにより、SNSによる情報発信にもつながっております。一方で、一般社団法人三原観光協会のホームページ、三原観光naviにつきましては、本市の観光情報をダイレクトに求める方の閲覧が多く、観光案内業務の一環として整備され、協会会員の情報も含めたページ構成となっております。それぞれのホームページの役割として一定のすみ分けはできていると考えておりますが、情報が重複する部分があることも認識しております。また、市や観光協会以外にも、体験、アクティビティー情報を中心に体験のまちとして三原の魅力を発信する株式会社空・道・港のホームページをはじめ、事業者のページが複数ございます。市といたしましては、市政情報以外の観光情報発信は民間事業者に主体的に担ってもらうことが望ましく、その支援をしていく立場と考えております。今後、観光情報のホームページにつきましては、統合を含め充実や利便性の向上に向け、関係機関と検討してまいります。
○正田洋一副議長 増田デジタル化戦略監。
◎増田剛洋デジタル化戦略監 本市のオープンデータにフォーカスしていただき、ありがとうございます。2つ目の御質問につきましては、私のほうから御回答させていただきます。
タブローについて御質問いただきました。
タブローとは、グラフやチャートなど様々な表現方法によってデータを分かりやすく可視化して、分析する機能を持つソフトウエアの一つです。
本市では、官民データ活用推進基本法に基づき、個人が特定できる情報を取り除いた上で、人口や世帯数のほか、各種健診実施状況をはじめとする160を超えるデータを誰でも利用できるよう、インターネット上で公開しております。公開されているデータは、単にデジタル化された情報を並べただけのものが多く、大学、研究機関、企業など、データの可視化や解析について知見がある方々に活用される場合が多いのですが、本市は、このデータを通じて現在の市の状況を市民や市内事業者にも見ていただきたいということで、タブローを用いて地図上に落とし込んだ町別人口などいろいろな情報を可視化しており、幅広い方々に向けてデータの活用促進を図っています。本当にとてもカラフルで、分かりやすく公開しておりますので、ぜひ御覧になっていただきたいと思っております。
また、オープンデータは、国が定める基準に沿って作成することが利用促進につながることから、パソコンなどの機械が処理しやすいようなデータ加工にもタブローを利用しています。
さらに、データの市民への可視化とは別に、庁内の事務事業の立案、効果立証にタブローを用いることも進めており、長期総合計画の基礎資料となる市民満足度調査や女性活躍推進に関する意識調査の結果、分析など、少しずつではありますが、活用の幅を広げている現状があります。
以上のような取組を進めるため、毎年度、希望する職員に対する研修会や所属長向けにデータの重要性を伝える講習会を開催しており、今後も職員に向けてデータ公開の意義やデータに根差した施策の検討ができるような研修機会を提供するとともに、市の施策を市民や事業者により理解いただくことを目的に、市が保有するデータをタブローで分かりやすく表現した情報の充実に努めます。
○正田洋一副議長 1番小林議員。
◆小林香代議員 御答弁ありがとうございました。
デジタルというと、物ではないため、ついついたくさん作りがちであったり、使われなくてもそのまま放っておかれたりすることが少なくありません。しかし、情報を新しくしていかなければ、実際利用される方にとっては混乱をしてしまいます。一方で、新しくし続けるということは、労力や費用がかかってくるものです。意識して取捨選択をして、市民や利用者が欲しい情報をすぐに得られるよう工夫をしていかなければなりません。そのためには、情報がいろんなところにばらばらに置かれているのも何かと不便です。調べて、最新情報ではなく古い情報が先に表示されてしまうのも不便です。そして、ちょっとこのホームページ使いづらい、使い勝手がどういったものなんだろうと疑問に思ってしまうようなページがあるのもまた不便さを感じさせてしまう要因になります。ぜひともこのデジタル化の中に使い勝手のよさという視点をより取り込んでいただきまして、市民や利用者がこんなに簡単に調べることができた、こんなにすぐに手続ができたという感想をいただけるような仕組みづくりを実現していただきたいものです。
以上をもちまして私の質問を終えさせていただきます。
○正田洋一副議長 小林議員の質問を終わります。
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